誰も信じない

プラネタリウムでは、隣に座っている晃一がさりげなく、私の手を繋いでくれたの。



温かい。

すごく温かい。

晃一の心と同じで、すごく温かい。



星空を眺めながら、隣に座っている晃一を意識した。



変な話かもしれないけれど、『生きているんだなー。』って思ったの。

隣にいる人は、ちゃんと呼吸もしていて、感情もある人間なんだよね。

その人が私を『好き』って言ってくれてるんだよね?



変な考えかな?