誰も信じない

資料を持ったまま、晃一を見る新田さん。

その瞳は情熱的で、強い意思を感じさせる。

一方晃一は、ずっと新田さんを睨んでいた。



嫉妬している!

普段すごく余裕のある晃一だけど、今の晃一は嫉妬している。


「天野さん、俺、橘さんが好きですから。」


な、何てことを言うの?


「奇遇だね。僕も同じなんだけど?」


晃一の言葉は、いつもと違ってすごく棘を感じた。