「幸せになれよ!俺は今夜やけ酒かな。(笑)」


そう言って、新田さんは公園から立ち去った。


『新田さん、好きです。大好きです!』


新田さんの後姿を見ながら、心の中でだけ素直に気持ちをぶつけた。

口に出さなければ届かないよね?

届かなければ、誰も傷つかないよね?




でも気持ちを隠すことで、自分が傷つくなんて思わなかった。




それだけじゃないってことを、気づくのに時間がかかった。