誰も信じない

お茶の数は九人分。その中に新田さんがいる。私は事務だし、営業ってどんな仕事をしているのか、全くわからない。だから会議でも、どんな話をしているのかも知らない。


コンコン!


「どうぞ。」


「失礼します。」


会議をしている部屋のドアをノックして中に入った。

中ではミーティングをしていたんだけれど、かなり熱い話をしているみたい。


「どうぞ。」