誰も信じない

「すごい飲みっぷりだね。かなり飲んだんじゃない?(笑)」


その声に心臓が飛び出しそうになった。



新田さんだった。


「ごめんな。仕事の電話が入っちゃってさ。(笑)」


そう言いながら、私の隣に座った。その言葉、信じてもいいのかわからなかった。だから何も言えなかった。


「あ、俺はソルティ・ドッグください。」


「はい。」