そして、しばらく裕大と話していた。

「そーいや、、、俺らキス、、、しなかったよな。」

恥ずかしいことを平気で言ってくる裕大。

でも、しなかった。

私はファーストキスもできずに死んでしまったから。

「うん。でもさ、、、私が火葬される前私にキスしてくれてたじゃん。」

そう私が笑うと裕大は焦ったように頬を赤くした。

「っ!あっ、、、あれ、、、見てた?」

「うん。バッチリね?」

「やっちまったー、、、。何て恥ずかしいこと言ったんだ、、、。」

顔を真っ赤にしたまま座り込む。

こんなに可愛い一面があったんだ。と新しい発見ができた。

「ところでさ、雲雀これから行くとこあんの?」

私は特に考えていなかった。

正直、天国への行き方も知らなかった。

「もしも、行くとこなかったら俺の家に来てくんね?俺の目の前から居なくならないなら、、、。」

語尾につれて声が小さくなってく裕大。

多分、恥ずかしかったのかな?なんて考えてみる。

「いいよ?私も裕大のそばに居たい。」

私が笑顔で答えると、裕大もとびっきりの笑顔を見せてくれた。