屋上へ向かうと、生きていた時は重いと感じたドア。

だけど、それを開けることもなくすり抜けてしまった。

屋上に出ると風が通り抜けて気持ちよかった。

「、、、?」

やっぱり、、、幽霊だけど感覚は少しあるのかな?

触れる事はできないけれど。

生きてた時ほどの感覚はないけれど。

私は、裕大が来るまで空を見上げていた。

私の、大好きで、、、、、大っ嫌いな空を。