それから、日が経ってクリスマスイブの日になった。
「裕大ー、今日、クリスマスイブだね☆」
何て、テンションを上げて言ってみる。
でも、、、それは、別れへのカウントダウンを表している。
「おう。」
でも、そんなコトを知らない裕大は嬉しそうに微笑んでいる。
「、、、大分経つな。」
「ん?」
裕大が言いたい事は分かっていたけれどわざと聞いてみた。
「雲雀、ずっと居てくれるから全然実感ねーや。」
そうして、フハッと笑う裕大。
息が白くなるくらい寒いんだ。
私には残念ながら分からない。
ひとつ、分かった事。
裕大が私以外の事を考えていると私の事が見えなくなるらしい。
その時が、お別れの時、、、その時は確実に近付いている。
私に縛られてちゃいけない。自由になってよ。裕大。