私は、花丘雲雀(はなおかひばり)。

金髪のロングヘアーに、茶色の瞳。

みんなからよく、「可愛い」と言われるけどあまり嬉しくなかった。

恋もしたことなかった。

だけど、高校一年生の時、同じクラスの村谷裕大(むらたにゆうた)君に恋をした。

私の初恋だった。

茶色の髪を無造作にセットし、二重の大きな瞳。

さりげない優しさ。無邪気な笑顔。

私は、彼の全てを好きになった。

村谷君に少しでも近づけるようにたくさん話しかけた。

そして、高校の秋の文化祭の後に村谷君から告白された。

私はとても嬉しかったのを覚えている。

付き合って一週間記念にデートをする約束をしていた。

私はその日を本当に楽しみにしていた。

呼び方も村谷君から裕大に変えた。

裕大が言ってくれた「可愛い」はとても嬉しいものだった。

心から好きだった、、、。

、、、まさか、その初デートの日にあんな事が起こるなんて。