「明衣香…」
「な…に?」
声が震えた。レオの表情からレオが何を言おうとしているのかが分かった。
「別れよ。」
私の予想は見事的中した。
「うん。そのかわり、もうひとりの子は大切にしてあげてね…バイバイ」
「明衣香!」
私…きっと酷い顔してたよね。
素直に笑えてなかったもんね。

『レオと過ごせた日々は涙が出るほど楽しくて幸せでした』