救ってくれたあなたに…

「かー君！」
「明衣香ちゃん、、、」
私はすぐに、かー君の手足に結ばれている紐をほどく。
「やっと来た」
「レオ…」
「そんな怖い顔すんなって！」
「何が目的？」
「別に…岡島勇気と別れれば何もしねぇよ」
「なんで、レオが知ってるの？」
「なんでって、聞いたから。お前らの会話」
「私は…別れない」
「そっかぁ。じゃあ、しょうがないか…」

私は複数の人間に囲まれた。
だから、隣にいるかー君に耳打ちした。
『そろそろ本気出してよ！なんのために柔道、剣道、空手やってんの！」
『そうだね♪じゃあ、明衣香ちゃんもちゃんと戦ってね！空手やってたんだから☆裏明衣香でもいいけど。』
そして私と、かー君は背中合わせで立った。
『やってやるっつうの！そのかわり裏一真でね』
かー君は私の顔を見て自信満々に笑顔でウィンクをした。
『もちろん！』
『じゃあ、カレカノ設定で！行きますか～』
『せーの』
そういってハイタッチをしてVサイン
私たちは動き始めた。



まずは、かー君から。