救ってくれたあなたに…

「先生?」

「ん?」

「先生は私としたいこと・・・ないの?」

私は思い切って聞いてみた。

「神山としたいこと?」

「うん」

先生はしばらく考え込んだ末、こう言った。

「特にない」

「・・・。はっ?」

私は思わず聞き返してしまった。

「だーかーらーないの」

「あっそ。私はあんなに考えたのに。」

私は下を向いた。

「はぁ。ほんとお前はバカだな。」

先生の言葉に私は顔を上げた。

「最低。先生のことこんなに・・・こんなに考えて!こんなノートまで作ったのに!
なんでそんなこと言われなきゃいけないのよ!もう・・・もういい!」

ーーバン

私は持っていたやりたいことリストを書いたノートを地面に投げた。