救ってくれたあなたに…

「自・・・殺?」
「永嶋くんも知ってるでしょ。アイツが飛び降りて記憶を失っていることも、自傷行為をしていることも。」
「・・・・・。」
一真は静かに頷いた。
「きっとアイツは...神山は自分が俺を困らせてばっかだからって自分のせいだと思い込む。だから、アイツが落ち着いてから話す。今は別れた直後だし。」
「分かりました・・・。」
一真が勇気の意見に納得し、静かになった沈黙を。
「どういう・・・こと?」




明衣香が破った。