神山の姿が見えなくなった。
心に大きな穴があいて、急な孤独を感じた。
俺は今までにない悲しみに襲われた。
もう・・・俺の彼女じゃないんだ。
もう・・・俺が愛していい人じゃないんだ。
もう・・・隣で笑えないんだ。


ごめんな。神山。
ごめんな。明衣香。


俺はあと、どれくらい長く生きられるのか分からない。
でも明衣香は変わらず真っ直ぐに生きるんだよ。
苦しくなったら休憩してもいい。
だから死ぬことだけは絶対にダメだ。
永嶋がいるから...
周りを見渡して。
絶対に誰か君を守りたい人が現れてくれるから・・・



がんばれ。
神山....明衣香。