「一番いっぱい残ってるやつじゃん。」 私が選んだ指輪を見て、彪俄さんが言った。 「何でこれにしたの?」 「これ、アメジストに似てません?」 「うーん・・・?そうなの?」 「そうなんですっ!私のお母さんがお父さんにもらった結婚指輪がアメジストだったんです。」 私はゆっくり言葉を続ける。 「それ知ってから私、アメジスト好きなんですよ。私もいつか結婚するならアメジストの指輪が欲しいんです」 「へぇ~・・・その夢、俺が叶えてやるよ」 彪俄さんはそう言って笑う。