「私が遅れたから、帰っちゃったのかな・・・」


すっかり暗くなった空を見上げながら小さく呟いた。


そして、時計へと目を移す。


「・・・6時・・・30分」


私、一時間以上ここにいたんだ・・・

もう、来ないよね?

未来に、帰っちゃったのかな・・・?


「・・・帰ろ・・・」


私は立ち上がり、公園を離れる。