白い天井、おぼろげに見える会長の顔。 「りり!目が覚めたか?」 「ぁ・・・のわたし・・・?」 保健室独特の薬の臭いに、毛布でガードする。 「貧血と疲労。もう少し寝ていてください。」 あ・・・そか。 私あのあと倒れて、・・・ん? 「私、どうやってここまで来たんですか?」 「会長が、お姫様だっこでここまで運んだのよ。」 急にしとやかな声が響く。 カーテンが開いたことにより、その姿が見える。