「明日俺ん家くる?」

幼馴染で、家も近いのでいつも一緒に下校する。
いつもと何ら変わりない習慣だったが、彼女という関係になってのこの発言は嬉しかった。

「うんっ行く行く!」

ツインテールが揺れる。
耳下で結んだ髪は童顔を惜しげもなく晒している。
繋がれた手は、とても暖かい。

「じゃ、また明日な。」

「また明日ー!」