____ふわぁ…。

今日も一日、私は頑張れたと思う。
なんだか早くベットにもぐりたい気分。
ノーキーホルダーな通学鞄を肩にかけ、教室を出る。
もう外は暗いから、お母さんに連絡を……、

「会長・・・もう…我慢できない…。」

「っは、…満足…?」



………情事!?
吐息の混じった泣き声の様な声が聞こえる。
しかも一人は…会長?
さらりと鼓膜を撫でる声は、艶を増して。

ズキン。

何故だか苦しくて、鼻の奥がツンとして私は何も考えずに走り出した。