「ご飯作るから、お母さんは休んでてね!」



お母さんのために夕食を作った。

すごく喜んでくれた。

私もお母さんの笑顔が見れて、すっごく嬉しかった。


お母さん、ずっと笑顔でいてね。



食器を洗い終わり、お母さんのいるリビングに戻った。


お母さんは横になって寝ていた。

でも、様子がおかしい。



「お母さん?お母さん!?」



お母さんは、寝ているんじゃない。


倒れていた。



過呼吸状態の苦しそうなお母さんを目の前に、どうしていいか分からず、泣きながらおろおろする私。


お母さんがいなくなったら、私には誰もいなくなっちゃうよ。

一人にしないで……。



誰か……

誰か助けて……


お母さんと私を、誰か助けて……