その後、先生はコンビニでお弁当を買ってきてくれた。



「腹減っただろ?コンビニ弁当で悪いけど。今度はもっとシャレたとこ連れて行ってやるよ!」



なんて言ってくれた。


先生と同じお弁当。

今日は、昼も夜も同じだね。


夜はいつも一人で食べる私にとって、二人で食べるお弁当は格別だった。



それから先生は、私を家まで送ってくれた。


家に着き、私はお礼を言って先生の車から降りようとした。

すると、先生は突然私の名前を呼び、私を引き止めた。



「俺がちゃんと桜のこと守るから。だから安心して学校来いよ!」



先生の優しい笑顔と優しい言葉に、どれほど救われただろう。



もう恐くない。


私には、すっごく強い味方がいるから。