天国への恋文



私には、お父さんがいない。


あの日、和哉に出会った日は

お父さんの命日だった。


お母さんは、仕事で来れなくて。


私はひとりでお墓参りをした。



寂しくって、お墓の前に立ったとたん、


涙が溢れた。



そしたら、あなたが

「大丈夫?」


そう声をかけてくれたよね。