オール3の私とメガネ男子な婚約者

すると、おじさまがにっこりと笑い、

「確かに、急にお見合いと言われて驚いた事でしょう。いやいや、もっと楽に構えてくれていいんだ。君のお父さんとは知り合いでね、とても可愛らしいと聞いていたところに、近所のお見合いばば様から、息子の婚約話が持ちかけられちゃってねぇ」

そこまで言って一息つく。

……会うだけでいいんだよね?

母上、そう言ってたもんね?

そう思った瞬間、おじさまと目が合って、告げられた。

「つまりね、お嬢さんには息子の婚約者になって欲しいんだ」