オール3の私とメガネ男子な婚約者

目の前の2人が席につき、私の席の対角線上に座った冬村おじさまが話しかけてきた。

「いやいや、今日は来ていただいて、どうもありがとう」

「あ…いえ、こちらこそお招きいただきまして……と言っても、なんでこんなことに自分がいるかもよく分かっていない状態で…」

分からないことはなんでも聞いておきたい主義の私は、とりあえずそう答えてしまった。

だって、もしかしたらお見合いとか言うのは勝手にお母さんが変な理由つけて、連れて来ただけかもだしね!