首が、首がぁっ!

説明しよう、先ほどの音ですが、あれは私の母が私の頭をつかみ、下を向いている私の顔を無理矢理前に向かせた音でございます。

って!
痛いんですけど!?

「あらあら、すみませんねぇ、この子ったら、首も弱いみたいで」

にこにこと平然としている母上を呪いたい気分ですね、はい。

まあ、それはそうとして、前を向いた(正確には向かされた)勢いで前にいる先生を見た。