「さてさて、どんな子だ?」 稜太はなんか楽しそうだ 俺は自分の向かい部屋のネームプレートを見た [香坂 椎那] 「ん?」 「どした?」 「いや…… 俺、この子知ってるわ(笑)」 なんたる偶然 「なんで(笑)」 「朝電車で会った」 「へぇ(笑) 可愛い?」 「めっちゃ可愛い!!」 「うわっ…… ずる」 「ってことだから、じゃ、またあとで」 「あーい」 俺、すごい運いいな(笑) 俺はドアをノックした