「宮下くんとは、高校一年の時、同じクラスだったの」
同じクラスで隣の席で、いつの間にか仲良くなってた。
宮下くんの隣は居心地がよくて、いつもサッカーの話をしてくれる宮下くんが好きだった。
いつも夢を追いかけていて、夢に向かって一生懸命頑張ってる宮下くんを応援してた。
日本代表として世界の舞台に立つという夢を、みんなが無理だと笑っても、私だけは、いつか叶うって彼の夢を信じてた。
無理かも、と嘆く彼にゲキを飛ばし、頑張れとエールを送った。
授業中、居眠りしている寝顔が可愛くて、可愛いって言ったら男に可愛いって使うなと怒られた。
高校一年の思い出は、全て彼との思い出で詰まっている。
彼のことを好きだと気付いた時は、もう、彼と一緒に過ごす時間は残ってなかった。
彼との別れは突然で、だから、ずっと心の奥でどうしようもならない彼への気持ちが残ったままで。
きっと、ずっと、好きが残ったまま
忘れることなんてなかった。
そうして彼に再会した。
「きっと、今、また好きになってる自分がいるの」
あの頃よりもがっちりと筋肉も付いて大人になった彼をまた好きになってる。


