「あー、私かぁー。」



愛菜ちゃんの箸は、赤だった。
私の箸はただの箸だった。




「ま、しょーがないか!」




そう言って笑う愛菜ちゃんを見てまた鼻血が出そうになった。






「ほらみんな席につけー!これから今決まった委員の2人は前に出て競技決めだ!いいか!重要だぞ!」




そう言われて前に出た三浦と愛菜ちゃんは、絵に書いたような美男美女に見えた。



あ、三浦ってイケメンだったんだー。
と気付く私。





「えーと、じゃあリレーはとりあえず春に測った50mのタイムで速い順で決めます。それから・・・・」






流暢に進める三浦。
さすが野球部次期キャプテン。(ほんとかどうかは知らない。)