イズミの主義





『新朝宮ー新朝宮です』


降りようとする



でも気になるあの女




思った通り、女は人の波にのまれて奥の方へ…



って、なにしてんだよ


そう思って腕を掴もうとした




でもそれはたった三秒、いや一秒遅くて



「降ります!降ります!」



一人の男があいつの手を取って降りていった