イズミの主義




でも、今成瀬の目に映ってるのは俺じゃない




一瞬だけでも俺だけを、見て



俺のことだけを、考えてほしい




体育祭が終わった校舎はシーンとしている



「成瀬、今ぐらい俺のことみてくれないかな」




そう言っても成瀬は遠くなっていく桐原の背中を見つめたまま………




昇降口はもうオレンジ一色





「俺、成瀬のことずっと好きだった。付き合ってほしい。」




ずっとずっと言いたかった言葉