イズミの主義





「き、桐原っ」




慌てて小森から離れる




「泉、ちょっと」



そう言うと私の腕をつかんで



「大丈夫?」

そう言ってわたしを立たせる





「だ、大丈夫」



頭が働かない



何が起こっているのか判断できない




そして私の腕から手を離し、手を握る桐原




「…!?」



わたしの心臓は勢いよく動き始める




そしてそのまま歩き始める桐原





繋いだ手を見るだけで頬が緩む




グラウンドに出ても手は離れない




「桐原?」



そう呼びかけても答えてくれない




…怒ってる?


わたしなんかしたかな…?




桐原にこんなに振り回されているわたし


桐原の一つ一つの行動が気になって仕方ない





わたしいつの間にこんなに桐原のこと好きになってたんだろう…