ないないない
小森がわたしを?
いや、ないね
うん、ないわ
ごめん、調子乗った
で、消毒液、消毒液…
あった
棚の中から消毒液を取り出す
はぁ、ここも空じゃん
棚の上を見上げると
『消毒液』と書かれた箱がある
高いな…
面倒くさがりながらも椅子を持ってきて手を伸ばす
グラッ
椅子の足の長さが違っていて安定しない
でも違う椅子と変えるのは面倒くさくてそのままその椅子を使う
ゆっくりゆっくり手を伸ばし
「あとちょっと」
もう少しで届きそうな時
「成瀬」
その声と共に保健室の扉が勢い良く開いた
「わっ」
それに驚いてわたしはバランスを崩した
