また人の目を気にして行動するの?
それで得れるものって何?
自分を隠して、周りに合わせて『本当の幸せ』なんて絶対ない
わたし本当に大切なこと見失ってた
それで本当に大切なもの失おうとしてるんだ
隣を見ると桐原が堂々とマイクを持って話している
うん、わたし桐原が好き
誰になんて言われようが、思われようが関係ない
わたしは桐原が好きなんだもん
この気持ち消したくない
「では、体育祭で皆さんに守ってほしいことを
実行委員長の成瀬さんからお伝えします」
はい、と桐原がわたしにマイクを渡す
『オレがいるから』
優しい笑顔でそう小声でわたしに言う
その笑顔は営業でもなく、壁もなく
少し前までいつもわたしに向けてくれていた笑顔…
きっとわたししか知らない表情
見ててね、桐原
昨日までの弱いわたしと決別するための第一歩を
