イズミの主義




「で、泉になにしたの?」




「お前らに関係ねぇーだろ」




とは言いつつ、泉を傷つけてしまったのではないのかと、心臓がバクバクしている




いつ?




何に傷ついたんだ…??



心当たりを探していると、それに気づいたのか片岡がじっと見つめてくる




その片岡の形相はとてつもなく怖い





「あ、いちごスペシャルパフェひとつ」



「永司、今大切な時でしょ

注文しないの」




「ごめんなさい」



「もー、永司かわいいから許すー」





そういうイチャイチャはマジで省いてほしいんだけど






「なぁ、話し戻していい?」



イチャイチャが本格的になる前にこうやって声をかけるべきというのは、今までの経験で得た





「そうだった、

で、なにしたの」





「なにしたっていうか…


……泉とはもう今までみてーな関係じゃねぇーの」




泉の言葉を思い出して胸がギューと締まる




だからイテーんだよ