魔物☆に恋して

「違います」

「マヤは一緒じゃないのね」

「はい。外にいます」

「あなたに、薬草を採って来いと」

「はい。いただいて来いと」

紅いのは、ひょいっと片手にひょろ長い茎を取り出した。

薄くて小さな花びらがついている。

「これが、マヤの欲しがってる薬草よ。

何の薬草だか、知っているの?」

「解毒剤の材料だって」

「そう。これはね、

コレひとつで充分効果を発揮するホレ薬なんだよ。

おまえ、個人的に、欲しくないか?」

「・・・欲しくない」