魔物☆に恋して

マヤが、そのドアを、軽くノックした。

と、中から小ぶりのカエルが飛び出してきた。

「ここをマダムカエリ様のお家と知っての諸行か!!」

「そうだけど」

マヤが顔を近づける。

「こっ、コレはマヤどの。失礼しました。カエリ様~!!」


カエルがドアを閉めて部屋に飛び込む。

同時に、木の根元がぐにゃりと動いてぽかっと穴が開いた。

「入って?」

「えっ?」

そりゃ、半身くらいは入れるかもしれないけど。

「大丈夫だから」

あたしは身をかがめて、その穴に入ってみた。