魔物☆に恋して

「あたしの姿って、ここに居やすいために、

変身したんでしょう?」

「の、ハズ」

「だったら、マヤ、悪くないと思うけど。

あたしがこの姿を選んだんだよ」

たまたま、この姿になったのかもしれないし。

あたしの方が、マヤの好みの姿を汲み取って、

変身するのに使ったのかもしれない。

「だから、それは気にしないで」

「・・・それは、そうかもしれない。

でも、このままでは・・・」

言って、目を逸らす。

ああ、思い出しちゃうんだな。