魔物☆に恋して

「それ、誰?マヤにも言われた」

「ああ、あいつの仕業か」

ルイカは面白そうに笑みになる。

「誰だと思う?」

マヤが動揺してたから、

「元恋人、とか」

「あ、いい勘してるね、サラちゃん。

まあ、相手にされなかったみたいだけどな。

ジルは魔物で、そうだ、

あんたの耳につけてるものの当たりに、

彼女は軽く渦を巻いた角があったな。

あとは、もっとつり目で、言葉がきつかった」

「誰の話だ?」

マヤが、来た。