家にたどり着いて、ドアを開けた。 正直言って、同じような家ばかりだから、 間違えてないかヒヤヒヤしたけれど。 中には、マヤが居た。 目の前に。 「よかった、迷ってるのかと思った」 ほっとした表情。 慌ててくれてたらしい。 「ただいま」 「うん」 笑って、釜戸の方へ行く。 暖かいなと思ったら、火が入っている。