あたしは、半分意識を外に奪われながら、 あたしは、手元のポットを手に取る。 金色の縁取りの、白いカップに、中身を注ぐ。 いい香りが、あたしの周りに満ちてゆく。 いつもは家でティーパックなんだけど。 今日は、贅沢に、喫茶店で、美味しいアールグレイティー。 カップに、ほんの少しだけ、紅いキレイな色の液体がたまる。 ちょっとこぼしたけど、 目の前にいる彼は、気づきもしない。 さっきからずっと喋ってるだけ。 名前は・・・なんだっけ。