魔物☆に恋して

「じゃあ、人間で魔法使いなお父さんと、魔物の母上ってことかな・・・っそれ

って、ほとんど人間から遠いような」

「さあ。

母は生粋の人間かもよ?今ので消えたのは、オレが100パーセント魔物って可能性だけだと思うけど」

面白がってるように、笑ってる。

「どうして教えてくれないの?

教えちゃうと、正体を知った相手を食べなくちゃいけないとか?」

「そうかも」

あたしは黙った。

「じゃ、作るね。

サラは基本的に元気だけど、ちょっと血が足りないのと、活力が足りないのと。

・・・ちょっと心拍数が多いかな」