魔物☆に恋して

「マヤ」

呼ぶ、というか、あまりに痛そうで、ついつぶやいた。

と、

マヤが目を開けた。

あたしを見て、ハッとして、自分の、紋章の消えた腕を見た。

「ノエルは?」

「・・・さあ。ルイカが、教えてくれない」

「そうか」

目を伏せる。

「・・・イタい・・・」