と、真後ろに馬がいた。
白馬。
悲鳴と思ったのは、こいつの声だった。
立ち止まって、前脚を高く上げ、いなないている。
馬が前脚を降ろしたら、踏まれるかも。
そういうぎりぎりの距離。
でもあたしは、驚きすぎて動けなかった。
いきなり馬って。
目を見張っていると、馬は体の向きを変えて、脚を降ろした。
踏まれずにすんだ。
ほっとする前に、馬上の人物を見てしまった。
『王子』な格好をしている。
白馬。
悲鳴と思ったのは、こいつの声だった。
立ち止まって、前脚を高く上げ、いなないている。
馬が前脚を降ろしたら、踏まれるかも。
そういうぎりぎりの距離。
でもあたしは、驚きすぎて動けなかった。
いきなり馬って。
目を見張っていると、馬は体の向きを変えて、脚を降ろした。
踏まれずにすんだ。
ほっとする前に、馬上の人物を見てしまった。
『王子』な格好をしている。

