魔物☆に恋して

どこまでもそれが続いている。

振り返ると、道と、巨大な壁があった。

近づいてみる。

壁は、どこまでも続いていて、その切れ目がそばにある。

覗くと、内側には、街があるようだった。

地面がレンガ張りになっている。

心の中に『街』?

夢の中、だから街があるのか。

広く開けた場所。

その中央を道が抜けていて。

背後から悲鳴がした。

驚いて振り返る。