魔物☆に恋して

「うん。だから、これから、手当てをするんだ。

みんな、マヤを励ましてやって、

それから、外に出ててくれる?」

子供たちは心配そうな顔で、黙る。

それから、

「マヤ、また遊んでな」

「早く元気になりなよ」

「マヤがいないと寂しいよ」

・・・一言づつ、そばに行って伝えると、大人しく出て行った。

『寂しいよ』って言った子は女の子で。

あたしのことを、ちょっと険しい目で見つめて行った。