魔物☆に恋して

「向こうはわからないみたいだけど。

オレからは、マヤは良く見えるんだ。

隠そうとしてないことは、だけど」

「心の中はそうなのかもしれないけど、

お父さん達の行動に詳しいのは何で?

まるで見てきたみたい」

「見てたんだ」

「え?」

「オレはマヤより前にこの世に居た。

でも、もともと体のない種族で。

マヤは、オレを、産まれてすぐに見つけてくれて、

自分の体に引き入れたんだ。

それまでの意識は希薄だったけど、

オレはこの中に入って、いろいろなことが、

はっきりと知覚できるようになったんだ」