魔物☆に恋して

「捕まって。ひっぱってあげるから」

言われて、ノエルの手をつかむ。

「オレの手だと、躊躇がないな。おもしろくない」

「なっ」

「マヤだったら、先ずテレるクセに」

こいつ・・・魔物のクセに、からかってくる。

「何が違うんだか。オレだって、マヤの体なのに」

「そうだけど。・・・入ってるものが違うとなぁ」

「『自己否定』なやつなのに?」

そういえば、ルイカがそう言ってたな。

「それ、何?」

「自己否定?マヤ、自分の存在を、否定してるんだよ」