魔物☆に恋して

「そのごたごたに乗じてこの世界をつぶして、

新しく広い地を手に入れたいから、

ボタンを押せって。

さっきちらっと拉致されて言われた」

「なるほど」

あたしをみているノエルの目は、静かだ。

きっと、彼はそのどっちの事情も知ってるんだ。

「で?」

「え?」

「聞いてるのはそこまで?」

「・・・?どういうことかな。わからないけど」

「『起爆装置のボタンを押せ』だろ?

そのボタンがどれで、何を破壊に使うのか、

聞いてるのか?」