魔物☆に恋して

「もともと、

この世界に今度の騒動が起こったときには、

オレ達も、この世界を壊すことを反対していた。

でも、違ったのだ。

ここを閉じれば、新たな場所がひらける。

オレ達は、そこに移り住めばいい。

今より広い場所が開くことはわかっているんだ。

それに、そこには安全な湖もある。

オレ達は、もう、

あの不安定な湖に怯えて暮らさなくてもいい。

あんなのはもう真っ平だ」

そういわれれば、そうなのかもしれない。

「だから、頼む。起爆装置を、押してくれ。

あんたは、元通り、歩いていって、

それを押すだけでいいんだ」

「住んでる人たちはそのこと知ってるの?」

躊躇しているような空気が流れる。