カメレオンはニッコリ笑った。
「あなたなら、救ってくれそうだ」
あたしじゃなくてもそうすると思う。
よほど歪んだ人間じゃない限り、
目の当たりにした町やヒトを、
根こそぎに滅ぼしたいなんて思わない。
それに、
「爆発させたら、
あたしも巻き込まれちゃうんじゃないの?」
「それは・・・大丈夫です」
ちょっと嫌そうな顔で、しぶしぶと。
「万一あなたが起爆装置を押したら、その瞬間、
あなたは元いた場所に転送されます」
じゃあ、さっさと帰りたいあまり、
押しちゃうって場合もあるかな。
「あなたなら、救ってくれそうだ」
あたしじゃなくてもそうすると思う。
よほど歪んだ人間じゃない限り、
目の当たりにした町やヒトを、
根こそぎに滅ぼしたいなんて思わない。
それに、
「爆発させたら、
あたしも巻き込まれちゃうんじゃないの?」
「それは・・・大丈夫です」
ちょっと嫌そうな顔で、しぶしぶと。
「万一あなたが起爆装置を押したら、その瞬間、
あなたは元いた場所に転送されます」
じゃあ、さっさと帰りたいあまり、
押しちゃうって場合もあるかな。

